シェフソムリエ 苅田 和希 シェフソムリエ 苅田 和希

INTERVIEW

『自分の人生を生きよう』
私の考え方の原点

レストラン サンパウシェフソムリエ

レストラン サンパウ
シェフソムリエ

苅田 和希

シェフソムリエ 苅田 和希

グラナダを選んだ理由

きっかけは2019年のCOOK JAPAN PROJECTでした。
そのプロジェクトは開始前から業界内ではとても有名で、通常お店が10年かけて行うようなアイディアや経験を10ヵ月に凝縮して行うという非常に興味深い企画だったので是非そのプロジェクトに参加したいと強く思い、知り合いに頼み込んで面接の機会をいただき参
加する事が出来ました。
もともと海外では『人×人』のコラボレーションイベントといった形で行われてきた事をグラナダでは『食材×人』で、海外で活躍するシェフ達は日本の食材を目の前にした時どのように感じ、捉え、調理するのか、今までに無いプロジェクトに心が躍りました。
ペアリングに関しても、コース全体との調和を重んじるシェフや苦味や塩味、それぞれの料理の持つエレメントに合わせるシェフ、全く真逆の視点から料理と合わせて新しい発見を促すシェフと多岐にわたっており、毎回違うシェフが作った料理に毎回違うワインを合
わせていくので自身の感性やレベルも短期間で格段に上がったと感じています。
代表もよく話していますが、COOK JAPAN PROJECTは始まりに過ぎません。
今後もこの会社でなら常に自身を高めていけると確信しております。

仕事のやりがい

転職を決めた理由は今まで携わった事が無かったスペインワインを知りたくなり、純粋にスペインワインを学んでみたいと思ったからという理由でもありました。
以前、鉄板焼きの店舗で勤務していた時に、スペインのワインを扱いたくてインポーターさんに依頼した時に、『このスペインワインはスペイン料理のレストランに卸したい』と断られたり、会社間での制約があり使える商材が限られていたりと自分の一存だけでは選
択することができないという葛藤があったのですが、グラナダはそういう概念がなく自由度が本当に高いと感じています。
良いと思う事はチャレンジしなさいと会社から背中を押していただけるので、純粋に美味しいというモノや料理との相性で選び、お客様に対して満足していただけると自信をもってお薦めできる商品を提案していける事がソムリエとして本当にありがたく、やりがいを
感じています。

今一番大切にしていること

昔から美術と音楽がとても好きで、休日は美術館へ行き好きな音楽を聴いて過ごすことが多いのですが、カルメシェフも美術や美しいものが好きなこともあって、レストランサンパウは内装や飾られている絵画、使用している陶器やカトラリー・家具の1つ1つに物語が
あります。それらを仕事上のトークとしてお客様に伝えるためだけに学ぶのではなく、それぞれのストーリーを学び、まるで自分のモノのように愛を持って扱う、仕事上の付き合いというよりは全て自身の人生に関わってくるモノとして携わるようにしています。
私の好きな言葉で『vivir mi vida』というスペインの言葉があるのですが、これは『自分の人生を生きよう』という意味で、この言葉が私の考え方の原点となっているのだと思います。

今後の目標

料理に対するワインペアリングの精度をもっと上げていきたいと思っています。
カルメシェフの料理に対して多角的な視点でいろいろな可能性を見つけられるように日々試行錯誤しています。お客様にはワインペアリングも併せてレストランサンパウの料理がより完璧になると思っていただけたら嬉しいです。
お店に係る全ての人やモノに対しても、もちろんお客様に対しても常に真摯に向き合って、誰かの人生の思い出に残るようなソムリエになることも目標の一つですね。
【前進、そして精進】、いつまでも初心を忘れずに働いていきたいです。

シェフソムリエ 苅田 和希

PROFILE

フォーブス・トラベルガイド5つ星獲得のホテルでバーラウンジ、レストラン、外客接遇を担当。その後鉄板焼きやフレンチレストランを経験したのちスペイン料理の世界へ。
グラナダ入社後は2019年に行われたCOOK JAPAN PROJECTにて、語学力や今までの経験を活かし来日したスターシェフやスタッフと一緒に10ヵ月間仕事を行った。
現在はレストランサンパウにてシェフソムリエとして勤務。

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